TOEICのスコアって、大学の授業や就職活動でどのくらい重要になるんだろう?「何点取ればいいの?」と悩んでいる大学生も多いと思います。今回は、日本の大学生のTOEIC平均スコアや、就活で求められるスコアを解説します。あなたが目指すべき目標を明確にするための参考にしてください!
日本の大学生のTOEIC平均スコアはどのくらい?
大学生のTOEIC平均スコアは、大学や学部によってかなり差があります。特に英語教育に力を入れている大学では、平均スコアが高めです。以下は、主要大学の平均スコアの一例です。
- 東京外国語大学:719点(英語学科は877点)
- 青山学院大学:689点
- 東京大学(学部):688点
- 関西外国語大学外国語学部英語学科:667点
- 広島大学医学部:649点
- 神戸大学:648点
- 同志社大学:641点
- 東京工業大学:640点
(参考:Mirai Media)
これらのデータから、英語に力を入れている大学では600点後半から700点以上が一般的だということがわかります。
また、学年別の平均スコアを見ると、学年が上がるにつれてスコアが上がる傾向があります。
- 1年生:公開テスト569点、IPテスト487点
- 2年生:公開テスト609点、IPテスト496点
- 3年生:公開テスト614点、IPテスト530点
- 4年生:公開テスト639点、IPテスト570点
(参考:Earthians)
卒業までに600点を超える学生が多いことがわかりますね。
大学生が目指すべきTOEICスコアは?
TOEICの目標スコアは、あなたの目的によって変わります。以下に、大学生が目指すべきスコアの目安をまとめました。
1. 最低ライン:600点
TOEICの平均スコアは580点前後なので、600点を超えれば「平均以上の英語力」があると証明できます。また、就職活動では履歴書に書ける最低ラインとして600点がよく挙げられます。まずはここを目指しましょう!
2. 就活でアピールできるスコア:700点~800点
600点はクリアしたけど、さらにアピールしたいなら700点以上を目指しましょう。特に外資系企業や国際部門を目指す場合は、800点以上があるとかなり有利です。
- 住友商事:600点以上
- 三菱商事:750点以上
- ソニー、リクルート:800点以上
- 富士通(海外出張):850点以上
- サムスン電子:900点以上
(参考:Matcher)
3. ハイレベルな目標:900点以上
900点以上を取ると、ネイティブに近い英語力を持っていると評価されます。外資系企業や英語を多用する職種では、900点以上を求められることも。ただ、800点以上の取得者は全体の10%未満と少ないので、ハイスコアを持っているとかなり強い武器になります。
就職活動でTOEICスコアはどのくらい重要?
就職活動では、TOEICスコアが足切り基準として使われることもあります。特に以下のような業界や職種では、高いスコアが求められる傾向があります。
- 外資系企業:800点以上
- 商社・メーカー(国際部門):700点~800点以上
- 例)オムロン法務職:800点(参考:Creative Job)
- IT・テクノロジー企業:600点~700点以上
- 航空・観光業界:600点以上
また、企業によっては部署ごとに必要なスコアが異なる場合もあります。例えば、国際部門や営業部門では高い英語力が求められるので、希望する職種に応じて目標スコアを設定することが大切です。
大学での学業でもTOEICスコアは役立つ!
TOEICスコアは就職活動だけでなく、大学での学業にも役立ちます。多くの大学では、一定のTOEICスコアを取得することで、以下のようなメリットがあります。
- 英語授業の免除
- 単位認定
- 留学プログラムの選考基準
例えば、600点以上で英語の授業が免除されたり、700点以上で単位が認定されるケースもあります。自分の大学の制度を確認して、学業面でもTOEICスコアを活用しましょう。
まとめ:大学生が目指すべきTOEICスコア
- 最低目標:600点(就職活動の足切りをクリア)
- 中級目標:700点~800点(外資系や国際部門で有利)
- 上級目標:900点以上(ネイティブに近い英語力の証明)
TOEICスコアは、大学での学業や就職活動で重要な役割を果たします。まずは600点を目指し、その後は自分の進路や目標に応じて700点以上を目指すのがおすすめです。特に外資系企業や国際部門を目指すなら、800点以上の取得を目標にしましょう!
(参考:TOEIC公式サイト)
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