いつもスラッシュリーディングで英語を読んでる筆者が効果とやり方を徹底解説

勉強法

英語学習におけるスラッシュリーディングについて、その効果は本当にあるのか、疑問を抱いていませんか?

本記事では、スラッシュリーディングの実践法と、それによる効果・非効果の声を、実際の口コミを交えながら詳しく解説します。

さらに、効率的なスラッシュリーディングの方法と、そのコツを紹介し、みなさんの英語学習に役立てるための具体的なアドバイスを書いています。

この記事を読むことで、スラッシュリーディングが以下に使えるかわかり、具体的な実践法まで理解できるようになります。

スラッシュリーディングとは

近年話題のスラッシュリーディングは、読書術の一つです。文章をスラッシュ(/)で区切りながら読むことで、理解を深め、読むスピードを上げる技術です。独特のリズムで読むことで、文章の構造を明確に把握し、要点を素早くキャッチできると言われています。

スラッシュリーディングの効果

ないという意見

スラッシュリーディングは一部で批判されています。以下はその理由です。

  1. 文意の取り違え: スラッシュを機械的に、または不適切な場所に入れることで、英文が正しく解釈できなくなる可能性があります。英文の構造を正しく理解していないと、スラッシュの位置が不正確で、文章の意味が変わってしまうことがあると指摘されています​​。
  2. 依存性の問題: スラッシュリーディングに慣れすぎると、スラッシュなしでは英文が読めなくなる可能性があります。これは特に試験などで書き込みが禁止されている状況で問題となります​​。
  3. 難解な英文に対する非効果性: 英文の内容が難しい場合、スラッシュリーディングでは文意が取りづらくなることがあります。複雑な英文構造や高度な文法知識が必要な場合、スラッシュリーディングだけでは十分ではないという意見があります​​。

あるという意見

一方で、スラッシュリーディングの効果を支持する声も多くあります。以下はその理由です。

  1. 読解力の向上: スラッシュリーディングは、英語の文を塊で読む練習になり、文全体の流れを理解しやすくなります。特に、関係代名詞や接続詞の前で適切に区切ることで、文の構造がはっきりし、読解力が向上します​​。
  2. 語順の理解の助け: 英語に慣れ親しんでいない人は、長い文章で主語や目的語の境目がわからなくなることがありますが、スラッシュリーディングを習慣づけることで文の大きな境目が見えやすくなり、徐々にスラッシュなしでも境目が分かるようになります​​。
  3. リーディング以外の英語力向上: スラッシュリーディングはリーディングスキルだけでなく、ライティングやスピーキングにも役立ちます。英語のかたまりを組み合わせることで、1つの文が形成されることを理解し、アウトプットにもつながるため、英語力全般の向上に寄与します​​。

スラッシュリーディングは効果に対する賛否両論がありますが、正しく理解し、適切に実践することで、英語の読解力を含む総合的な言語能力の向上に寄与する可能性があります。

自分の経験

私自身もいつも英文を読むときはスラッシュリーディングを実践していますが、確かに効果を感じています。

意識的にスラッシュリーディングを行っていたというより、早く映像化しながら読んでいたら自然とスラッシュリーディングになっていたという感じです。

特に、句の塊を意識しながら読むことで、ネイティブが自然と行っているイメージ化を再現できるようになりました。

読む速度も上がり、理解も深まっているのを実感していますし、なんなら必須のテクニックです。

やり方

どこまで細かく区切るか

スラッシュリーディングにおける区切りの細かさは、その効果を大きく左右します。以下は区切りの細かさに関するポイントです。

  1. 適度な区切りの重要性: 適度な区切りは、文章の流れを保ちつつ、要点を明確にするために重要です。区切りが細かすぎると文章の流れが途切れ、意味をなさない断片になります。一方で、区切りが少なすぎると文章の構造が見えづらくなり、理解が難しくなります。
  2. 理解度に応じた調整: スラッシュリーディングの区切りは、英語の理解度に応じて調整することが重要です。英語の初学者は、文の主要な要素ごとに区切ることから始め、徐々に複雑な構造も理解できるようになるにつれて、区切りを少なくしていくのが理想的です。
  3. 文章の種類に合わせた区切り: 文章の種類やスタイルによっても、適切な区切り方が異なります。例えば、物語や対話文では、登場人物の発言や心情を表す部分を区切ることで、より深く理解することができます。一方で、学術的な文章やニュース記事では、事実や理論を説明する部分を重点的に区切りましょう。
  4. スラッシュの間隔の広さの調整: スラッシュの間隔の広さもまた、理解度や文章の複雑さに応じて調整する必要があります。文の構造や意味の塊を意識しながら、2~6語ごとに区切るのが一般的な指針ですが、文章や個人の理解度に応じて柔軟に調整します。
  5. 長期的な目標: スラッシュリーディングの最終目標は、スラッシュ無しで自然に英文を読めるようになることです。最初は細かく区切り、徐々に区切りを減らしていき、英文の流れを自然に感じられるようにすることが重要です。このプロセスを通じて、英文読解の速度と正確性を向上させることができます。

どこで区切るか

スラッシュリーディングでは、英文の意味の塊を理解するために、以下のような場所で区切ります。

  1. 文のSVOC(主語・動詞・目的語・補語): 文の基本構造であるSVOCは、意味の塊として理解するための基本的な区切り方です。
    • 例文: “The boy / threw / the ball.”
    • 訳: 少年は / ボールを投げた。
  2. 関係代名詞: 関係代名詞は、前の名詞を説明するために使われます。関係代名詞の前で区切ることで、文の構造を明確にし、理解を深めることができます。
    • 例文: “The book / that you gave me / is on the table.”
    • 訳: あなたが私にくれた / その本は / テーブルの上にある。
  3. 接続詞の前: 接続詞は、文や節をつなぐ役割があります。接続詞の前で区切ることで、それぞれの節の意味を明確に理解できます。
    • 例文: “I will call you / when I arrive.”
    • 訳: 私が到着したら / あなたに電話します。
  4. 前置詞句の前後: 前置詞句は、時や場所を示す重要な情報を含みます。前置詞句の前後で区切ることで、文の状況を明確に捉えることができます。
    • 例文: “She sat / by the window / and read a book.”
    • 訳: 彼女は / 窓のそばに座って / 本を読んだ。
  5. コロンやカンマの前: コロンやカンマは、文章の流れを整理し、追加情報を導入するために使われます。これらの記号の前で区切ることで、文の構造と流れをより明確に理解できます。
    • 例文: “He was late / because of the traffic /, but he called to inform us.”
    • 訳: 交通の混雑のために彼は遅れました /, しかし彼は私たちに知らせるために電話しました。

これらの基本的な区切り方をマスターすることで、英文をより効率的に、そして正確に理解することができます。スラッシュリーディングは英文読解力の向上に役立つだけでなく、英語全般の理解を深められます。

スラッシュリーディングのコツ

自然なリズム

スラッシュリーディングをマスターする第一のコツは、まずは自然に読むことから始めることです。いきなり文章を細かく区切って読もうとすると、かえって理解が困難になることがあります。まずは自然なリズムで読み、徐々にスラッシュを入れる位置を意識していきましょう。

全体の流れを意識

次に重要なのは、区切りを意識しつつも、文章全体の流れを失わないことです。一つ一つのフレーズに意味があると同時に、それらが繋がって全体の意味を成すことを忘れないようにしましょう。

繰り返し

また、スラッシュリーディングは練習によって効果が増す技術です。日々の読書やニュース閲覧の際にも意識してスラッシュを入れながら読むことで、自然とスキルが向上していきます。

スラッシュリーディングでおすすめの教材

スラッシュリーディングを学ぶには、適切な教材選びが重要です。

文章構造がはっきりしているものや、自分の興味のある分野の本を選ぶと良いでしょう。

また、オンラインで提供されているスラッシュリーディングのコースも存在しますので、そういった教材を利用するのも一つの方法です。

自分に合った教材でコツコツと練習を続けることが、スラッシュリーディングをマスターするための近道です。


スラッシュリーディングは、読書をより効果的にするための一つの手法です。

批判的な意見もありますが、僕含め、実践して効果を感じている人も多いです。というか早く英文を読むにあたって必須といえます。

基本的なやり方とコツをマスターし、自分に合った教材で練習を続けることが大切です。ぜひこの読書術を試して、読むスピードと理解度を同時に高めてみてください。

さらに詳しく知りたい方は、関連記事や推奨教材へのリンクをチェックしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました